エアームドを愛したい

考えまとめみたいなの

CL顔合わせに参加してきました


CL顔合わせに参加してきました。

使用構築は父と母(いわゆる両親)を軸にした「本日はお日柄も良く」スタンです。




~構築経緯~

形式がトーナメントであるため、1回も負けないように再現性の高さが必須であり、ところどころで相手を引き離す爆発力(いわゆる上振れ)が狙えるものに着眼点をおいてました。

特に現環境では各プレイヤーが必ず最初に「第一印象」の動きを良くすることに拘っているため、ここを無理なくクリアすることで後々の展開すべてが楽になることが想定できました。
対戦相手ののえの情報は事前に入手しており、使用構築がこちらと同じ両親を軸にしてはいるがアプローチの違う「会話の主導権はそっち」カウンターを使用してくることはわかっていました。カウンター系のデッキは初動が弱いので、序盤から「第一印象」のムーブで強気に行けることが予想できました。

なので当初のプランは
①第一印象で盤面のイニシアティブを掴む

②「本日はお日柄もよく」で会話の主導権を握ってリードを離す

③リードを保ちながら、「娘さんを幸せにします」でとどめを刺す

④「娘さんを僕にください!」gg

を考えていました。


〜キーカード〜

「本日はお日柄もよく」

万人に通すことのできるカード。会話の出だしを掴みやすく、このまま「お集まりありがとうございます」のコンボにつなげやすいため、序盤の動きとしては最適と思い採用。初手で欲しいのでもちろん4枚採用。


「両親」

デッキの主軸。これがないと対戦は始まらないくらいの必須カード。ただ、序盤の引きや盤面づくりはすべて自分のプレイング任せなところがあるので使うタイミングは慎重に考えなければならない。
今対戦は両親ミラー。母は父に強いため、相手の父が早々に動いたタイミングで母を差し出すことで相手の母の反応を釣って父を完封することもできるが盤面がぐちゃぐちゃになりやすいので出すタイミングは要注意。


「娘さんを幸せにします」

強いので採用。相手に好印象を与えることができる。


「娘さんを僕にください!」

これがあれば必ず勝てるレベル。ゲーム後半にしか出せないためピン刺し。


〜対戦内容〜

対戦会場:自宅
形式:リモート
対戦相手:のえ(両親カウンター)
天候:雨


万全の準備をして、対戦後に食べる用の冷やし担々麺を作って待機。

しかし両親から「今から家出る!道わからん!」と連絡が来る。集合時間まで40分後、両親の住む家から自宅まで1時間。もしかして遅刻?遅刻ですね…

こんな日になんで遅刻すんねん!と両親の時間のルーズさを思い出しながら、道案内のために近くまで出ようと外に出る。ここで雨がめちゃくちゃ降ってることに気づき、「本日はお日柄もよく」が腐ることが発覚(そもそもリモートなので天気は関係ないので完全に構築ミス)。

両親の遅刻事故により「第一印象」の動きも失敗し、「本日はお日柄もよく」も繋げられないため序盤が完全にだめになった状態で対戦がスタート。



先攻は自分。やばい手札事故が起きていたもののトップで「本日はお忙しい中お集まりいただきありがとうございます。」に触れたのでぎりぎり良いスタートをできた感じ。1ターン目の目的は盤面の展開と主導権を握ることだけなので、自身の両親の紹介をして番を返す。「第一印象」の失敗が後で影響するかを念頭に置きながらここからのプレイは慎重にしなければならない。
後攻1ターン目。のえはこちらの動きに合わせて動いてくるので、同じように両親の紹介を行い番を返してくる。まだこちらの動きをうかがっている様子か。

先攻2ターン目。序盤の事故のため続きの札がないことに気づく(頭真っ白)。ここでえーーーっとなんて言ったら負けフラグがびんびんになるのでなんとか絞り出そうかと考えていたら、隣の父が「そちら(北海道)はまだ寒いんですか?」と発言。ナイスアシストと心の中でガッツポーズ。ここで自身の両親による相手の家への質問コーナーが開始。自身のテンポを落とすことなくリードも保てたままである。

後攻2ターン目。またもや同じ動き。そりゃ会話の主導権をこっちに委ねているのでそれはそう。

先攻3ターン目。一気に引き離すならこのタイミング。おたがいの手が完全に見えたタイミングで、「僕ら(僕とのえちゃん)に対してなにか不安とかこうしてほしいとかありますか」のカードを使う。これはこっちの構築にしか入ってないカードであり、次のターンに「娘さんを幸せにします」のコンボにも繋げられる。一気に勝負が動く。

後攻3ターン目。対戦相手は戸惑いのあまり動きが止まったようだ。相手母からは「何もありません。強いて言えば料理とか大変かもしれないけれど家事とかその辺が…」との発言。すかさず「料理は僕が得意なので心配ないですし、家事の分担もできています!」のカウンターを決めてできる男アピールをする。それはそう、自分はあののえ邸の専属料理人なのである(?)ちなみにお昼の冷やし担々麺は65点です。相手側は安心した様子で番を返してきた。

先攻4ターン目。ここで「娘さんを幸せにします」を使えば勝ち確。しかし「娘さんを大事にしますので…」を使ってしまうプレミをしてしまう。極度の緊張、第一印象の事故、本当に自分はのえを幸せにできるのだろうか…と漠然とした不安に駆られたのかもしれない。ここでのミスは相手への印象は最悪な物になる。相手の親も微妙に怪訝な顔をしていた。「そこはしっかりしてください」と言われ大ダメージ。

後攻4ターン目。さっきのこちらのプレミにより余裕がでたのか盤面を整えた様子。

先攻5ターン目。ここからグダっても相手はロングゲームを得意としていること、さっきのターンに動きを間違えてしまっているためここで勝負に出るしかない。盤面を確認するために「ここまでなにか気になることはありますか」を使う。これで1回盤面を確認して次のターン「娘さんを僕にください」に繋げるしかない。完全にお祈りである。通ってくれ!

後攻5ターン目。今まで動きをしっかり見ていたのかここでのえが口を開く。「ではお時間も経ちましたのでこのへんで。ありがとうございました。」
いやお前がしめんのかーーーーーい!!!!
しっかりカウンターを決められてしまい大逆転負け。

手札にあった「娘さんを僕にください」は打つタイミングなし。完全に決め所を間違った雑魚である。
このまま我々は結婚できるのだろうか…。次回CLプロポーズへ続く。続きません。




~総轄~

顔合わせはアグロが板。



~余談~

相手方が北海道、こちらが三重でコロナ環境ということで顔合わせをする機会がなかなか得ることができなくてリモートで行うという苦肉の策を取りました。リモートはこういった状況でも顔合わせを可能にするので、選択肢に入れておいてよかったと思います。しかし我々はリモート面接やリモートポケカでリモート○○は慣れていますが、親はそうでもありませんでした。やはりリモート特有の会話の間の取り方や、相手の様子の把握、会話の選び方が難しかったそうです。(親曰く、現地に行けばその人の生活環境、近くの名所の話題に触れることができるのでなかなか話題選びが大変だったとのこと。)
リモートでの利点と欠点を考えるとこういった真剣勝負の場にはふさわしくなかった気もするので割と反省しています。世の中の出身地遠距離カップルにはがんばって欲しいと思います。